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    秋の韓国の気候とは?9月・10月・11月の気温と服装

    韓国の秋は9月から11月です。ただし、日本から韓国旅行に出かける場合、この3か月をひとまとめにして考えないほうがよいでしょう。9月上旬のソウルにはまだ夏の暑さが残り、10月になると湿度が下がって秋らしい気候に変わり、11月後半には冬の服装が必要になるほど気温が下がります。わずか3か月の間に季節が大きく進むのが、韓国の秋の特徴です。秋になると晴れて空気の乾いた日が増える一方、昼と朝晩の気温差も広がります。同じ日のソウルでも、午後は上着を脱いで歩けても、日没後にはジャケットが欲しくなることがあります。

    韓国旅行で秋らしい天候になってくるのは10月です。9月、10月、11月では体感温度が大きく異なり、さらにソウルや京畿道などの北部、釜山や慶州などの南部、海に囲まれた済州島では同じ時期でも気温に差があります。紅葉の時期も北部から南部へ徐々に移っていくため、韓国の秋を楽しむなら、旅行する月だけでなく訪れる地域まで合わせて考えておきたいところです。


    目次

    9月はまだ夏の名残

    9月の韓国は秋の始まりですが、上旬は夏に近い気候です。ソウルでは日中の最高気温が25℃を超える日があり、年によっては30℃前後まで上がることもあります。半袖で過ごせる日も多く、9月初旬に韓国を訪れるなら、日本の秋というより残暑の時期を想像したほうが近いでしょう。ただし、8月まで続いていた蒸し暑さは次第に弱まり、月の後半になるにつれて朝晩の空気が変わってきます。昼間は半袖で過ごせても、夜のソウルでは薄手の長袖や羽織物が欲しくなる日が増えてきます。

    9月は秋のなかでは雨の影響が残る時期でもあります。韓国では夏から初秋にかけて台風の影響を受けることがあり、特に南部や済州島では天候が変わる日があります。また、近年は9月になっても気温の高い年が増えており、従来の「9月になれば涼しくなる」という感覚だけでは服装を決めにくくなっています。旅行の前には直前の気温を確認し、半袖を基本にしながら長袖を1枚用意しておくと、昼夜の気温差にも対応できます。9月後半になると朝晩は20℃を下回る日も増え、そこから韓国らしい秋へと季節が進んでいきます。


    10月は秋らしい気候

    韓国の秋らしさを最も感じるのが10月です。9月まで残っていた夏の空気が薄れ、ソウルでは長袖シャツや薄手のジャケットが合う気温の日が増えてきます。湿度も夏より低く、晴天の日には乾いた空気と澄んだ青空が広がります。ソウルでは10月の日中の最高気温が20℃前後になることが多く、朝晩は10℃前後まで下がります。月の後半になると最低気温が1桁になる日もあり、昼間と夜では服装を変えたくなるほど気温差が生まれます。長袖の上に薄手のジャケットやブルゾンを重ねる服装なら、市内観光から夜の外出まで対応しやすい時期です。

    10月は紅葉が始まる季節でもあります。韓国の紅葉は北部の山岳地帯から始まり、その後ソウル、中部、南部へと南下していきます。雪岳山では9月末から色づき始める年があり、ソウル周辺では10月中旬から後半、ソウル市内では10月後半から11月上旬が紅葉の中心になります。景福宮、徳寿宮、昌徳宮、南山などでも銀杏や紅葉が見られ、古宮の石垣や韓屋と秋色が重なる季節です。韓国旅行で紅葉を見たいなら10月後半から11月上旬が候補となりますが、その年の気温によって見頃は前後します。10月上旬と下旬では体感温度にもかなり差があるため、同じ10月でも旅行日程に合わせて服装を調整する必要があります。


    11月は冬が近づく

    11月になると韓国の気候は一段と変わります。ソウルでは日中でも10℃台前半の日が増え、朝晩は5℃前後まで下がります。月の後半には最低気温が0℃近くまで下がる日もあり、日本から訪れる場合は「秋の韓国旅行」という言葉だけで服装を決めず、冬に近い装備を用意しておいたほうがよいでしょう。特に漢江周辺や広い宮殿、市場など屋外で過ごす時間が長い日は、風によって体感温度が下がります。10月には薄手のジャケットで歩けたソウルでも、11月後半になるとコートが必要になる日が増えてきます。

    11月上旬は、紅葉と晩秋の景色が残る時期です。ソウルでは10月後半から続く紅葉が市内の公園や古宮に残り、南部ではさらに遅い時期まで秋色を見ることがあります。韓国内でも紅葉の進み方には地域差があり、ソウルで見頃を過ぎたあとでも、南西部や南部では見頃が続いていることがあります。11月に韓国旅行を予定しているなら、ソウルだけでなく釜山、慶州、全州、済州島などを組み合わせることで、地域による季節の違いも感じられるでしょう。11月後半になるとソウルでは初冬の気候に近づくため、手袋やマフラーまで必要になる日もあります。


    ソウルと釜山では違う

    韓国の秋の気候を考えるうえで覚えておきたいのが地域差です。日本からの旅行者が多いソウルは韓国北西部に位置し、秋が深まると気温が下がる速度も速くなります。これに対して釜山は南東部の海岸にあり、海の影響を受けるため、秋でもソウルより暖かい日が続きます。10月のソウルでは朝晩に10℃前後まで下がる日がある一方、釜山では日中20℃を超える日も珍しくありません。11月になるとその差はさらに分かりやすくなり、ソウルではコートを着る日でも、釜山では薄手の上着で過ごせる時間帯があります。

    済州島はさらに南に位置し、秋の気温は本土より高めです。10月でも日中は比較的暖かく、11月でもソウルほど急激には冷え込みません。ただし、海沿いでは風を受けるため、気温の数字だけで服装を決めるより、薄手の上着を用意しておくほうがよいでしょう。反対に、江原道の雪岳山や平昌など標高の高い地域はソウル市内より季節が早く、10月でも朝晩はかなり冷えます。「韓国の10月は何度」「韓国の11月は何を着る」と全国を1つの数字だけで考えるのではなく、ソウル、釜山、済州島、江原道のどこを訪れるのかまで合わせて考えると、旅行時の服装が決めやすくなります。


    秋の韓国旅行の服装

    9月上旬なら半袖を基本に薄手の長袖を1枚、9月後半から10月前半なら長袖シャツや薄手のカーディガン、10月後半はジャケットやブルゾン、11月になるとコートまで準備しておくと気温に合わせられます。特にソウルでは朝と昼、昼と夜で気温が変わるため、1枚の厚手の服だけで対応するより、長袖の上にジャケットを重ねる服装が合います。地下鉄や百貨店、カフェなど屋内で過ごす時間も多いため、外気温に合わせて上着を脱げる組み合わせのほうが使い勝手がよいでしょう。10月後半以降に郊外や山間部まで出かけるなら、市内より気温が下がることも考えておきたいところです。

    秋の韓国は、9月の残暑から10月の乾いた秋晴れ、11月の晩秋まで、短期間で気候が大きく変わります。なかでも10月は韓国らしい秋の気候になり、ソウル市内の観光、古宮散策、紅葉、地方都市への旅行を組み合わせる時期として人気があります。9月なら夏の服装を残し、11月なら冬を意識することが服装選びの基本です。韓国旅行の日程を決める際は、秋だから涼しいと考えるのではなく、旅行する月、訪問する都市、朝晩の気温まで確認しておくと、その時期に合った服装を選べると思います。



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